2008年06月28日
生きてみよう
先生は長い間だまってわたしの返事を待っている様子だった
わたしは
うまく考えがまとまらなかったし
なにより涙が止まらなかった
「つらいんですね。」
という言葉で
わたしの涙はさらに止まらなくなった。
「もう1人で十分頑張ってきたんですから,
誰かに頼りたくなることは普通のことです。
愛されたいとか認められたいという気持ちは
人によって強さは違うけれど
みながそう願うことなんです。」
先生のひとことひとことを噛み締めながら
左の手首にある
何本もの傷跡をそっと押さえた。
「少し通ってみませんか
あなたの幸せを考えていきましょう。」
診察券とたくさんの薬を受け取って
そそくさと車に乗り込んだ。
ふう
もう少し
生きてみようかな,と思った。
わたしは
うまく考えがまとまらなかったし
なにより涙が止まらなかった
「つらいんですね。」
という言葉で
わたしの涙はさらに止まらなくなった。
「もう1人で十分頑張ってきたんですから,
誰かに頼りたくなることは普通のことです。
愛されたいとか認められたいという気持ちは
人によって強さは違うけれど
みながそう願うことなんです。」
先生のひとことひとことを噛み締めながら
左の手首にある
何本もの傷跡をそっと押さえた。
「少し通ってみませんか
あなたの幸せを考えていきましょう。」
診察券とたくさんの薬を受け取って
そそくさと車に乗り込んだ。
ふう
もう少し
生きてみようかな,と思った。
Posted by 〜秋〜 at 07:55│Comments(6)
│言葉のチカラ
この記事へのコメント
小田和正さんの歌
♪君住む街♪
もし、機会があったら聴いてみて・・・。
「私が抱えている苦しさはあなたにはわからない・・・。
強く握りしめたこぶしの中で、爪がささる。その痛みで自分を感じる・・・。
「もうだいじょうぶ」と確かに思えたのに、ふと気が付くと、ひたひたと心の中が冷たく凍り付いていく感覚が戻ってくる。
瞬間的に今の自分を抹殺したくなる・・・。」
大事な友人のつぶやきに、ただ、なにも言えずに聞くだけしかなかった私・・。
暗い部屋で、小田さんの曲を聴きながら、彼女を思った若かった頃・・・。
最近、運転中にこの曲が流れ、彼の透き通るような声と、昔の私の思いがシンクロして、涙が出そうになりました。
秋さんのヒトリゴト・・・
コメントするつもりはなかったけれど、私の中で、あの時の思いがよみがえってきて、迷惑だよな・・と思いながらもどうしようもなくなってしまって・・。
病院に行けてよかった・・・。
♪君住む街♪
もし、機会があったら聴いてみて・・・。
「私が抱えている苦しさはあなたにはわからない・・・。
強く握りしめたこぶしの中で、爪がささる。その痛みで自分を感じる・・・。
「もうだいじょうぶ」と確かに思えたのに、ふと気が付くと、ひたひたと心の中が冷たく凍り付いていく感覚が戻ってくる。
瞬間的に今の自分を抹殺したくなる・・・。」
大事な友人のつぶやきに、ただ、なにも言えずに聞くだけしかなかった私・・。
暗い部屋で、小田さんの曲を聴きながら、彼女を思った若かった頃・・・。
最近、運転中にこの曲が流れ、彼の透き通るような声と、昔の私の思いがシンクロして、涙が出そうになりました。
秋さんのヒトリゴト・・・
コメントするつもりはなかったけれど、私の中で、あの時の思いがよみがえってきて、迷惑だよな・・と思いながらもどうしようもなくなってしまって・・。
病院に行けてよかった・・・。
Posted by じゅんこ(母さん) at 2008年06月28日 17:40
>じゅんこ(母さん)さんへ
コメントありがとうございます。
実は,これは,わたしのことではなく,
妹を病院に連れて行ったときのことを
思い起こして書いたものです。
妹の名前を出すのに抵抗があったので
『わたし』として書きました。
妹は境界性人格障害と診断され
ずっと病院にかかっています。
病院の先生にどれだけ助けられたことか。
じゅんこ(母さん)さんのお友達も
妹と同じような思いをして
一秒一秒を過ごしてきたのでしょうか。
うつ病を患ったことのない人には
あの真っ暗な感覚と
どうしようもない孤独感は
わからないのかもしれませんね。
病院に助けを求めることや
専門家に無理やりでも連れて行くことしか
わたしにはできませんでした。
苦しんでいる人たちが
1人でも多く,誰かに助けを求められるといいのだけれど。
秋より。
コメントありがとうございます。
実は,これは,わたしのことではなく,
妹を病院に連れて行ったときのことを
思い起こして書いたものです。
妹の名前を出すのに抵抗があったので
『わたし』として書きました。
妹は境界性人格障害と診断され
ずっと病院にかかっています。
病院の先生にどれだけ助けられたことか。
じゅんこ(母さん)さんのお友達も
妹と同じような思いをして
一秒一秒を過ごしてきたのでしょうか。
うつ病を患ったことのない人には
あの真っ暗な感覚と
どうしようもない孤独感は
わからないのかもしれませんね。
病院に助けを求めることや
専門家に無理やりでも連れて行くことしか
わたしにはできませんでした。
苦しんでいる人たちが
1人でも多く,誰かに助けを求められるといいのだけれど。
秋より。
Posted by 秋 at 2008年06月28日 17:57
あああぁ〜・・・
よかった。
そうだったのですね。
誰かに聞いてもらうことが、とりあえず今日という命をつなぐということになっていくのだと思います。
槇村さとるという漫画家さんは、両親の離婚、父親からの虐待(日常的に殴られ、12歳の時酔った父親にレイプを受けた)の中で、大好きな漫画で成功し、高校生漫画家になった経歴を、著書「イマジンノート」でカミングアウトしました。
一番つらかった時期の記憶がすっぽり抜け落ちていたり、アシスタントさんとの人間関係がうまくつくれなかったりと、生きづらさに悩みながら、自分自身が「虐待を受けて育った被害者」だということに直面し、その苦しみを彼女は漫画をかくことで昇華させ、受け入れ乗り越えていかれました。
「晴れた日に永遠が見える」という作品は、槇村さんの個人的な思い入れのあるものだそうです。
そんな密度の濃い経験をする方は少ないけれど、そんな彼女の言葉や彼女の作品から、私たちは「生きる」ことに希望をもらうことができます。
ぜひ、ご一読あれ。
よかった。
そうだったのですね。
誰かに聞いてもらうことが、とりあえず今日という命をつなぐということになっていくのだと思います。
槇村さとるという漫画家さんは、両親の離婚、父親からの虐待(日常的に殴られ、12歳の時酔った父親にレイプを受けた)の中で、大好きな漫画で成功し、高校生漫画家になった経歴を、著書「イマジンノート」でカミングアウトしました。
一番つらかった時期の記憶がすっぽり抜け落ちていたり、アシスタントさんとの人間関係がうまくつくれなかったりと、生きづらさに悩みながら、自分自身が「虐待を受けて育った被害者」だということに直面し、その苦しみを彼女は漫画をかくことで昇華させ、受け入れ乗り越えていかれました。
「晴れた日に永遠が見える」という作品は、槇村さんの個人的な思い入れのあるものだそうです。
そんな密度の濃い経験をする方は少ないけれど、そんな彼女の言葉や彼女の作品から、私たちは「生きる」ことに希望をもらうことができます。
ぜひ、ご一読あれ。
Posted by じゅんこ at 2008年06月28日 22:45
>じゅんこさんへ
そんなことがあったんですか。
槇村さとるさんは知っています。
でも,そういう経験をされてきたということに関しては全く知りませんでした。
ちょっとだけ,わたしと似ています。
「晴れた日に永遠が見える」という作品,読んでみたいので,今度の週末に買いに行きます。
またいい本や音楽があったら是非教えてください。
そんなことがあったんですか。
槇村さとるさんは知っています。
でも,そういう経験をされてきたということに関しては全く知りませんでした。
ちょっとだけ,わたしと似ています。
「晴れた日に永遠が見える」という作品,読んでみたいので,今度の週末に買いに行きます。
またいい本や音楽があったら是非教えてください。
Posted by 秋 at 2008年06月29日 18:51
たびたびごめんなさいね。
本屋さんで見つけられる可能性はかなり低いようです。
それよりも、ネットでの購入をお勧めします。
文庫本サイズで、「華のなまえ」というタイトルの本の中に同時掲載されています。エッセイ集の「イマジンノート」も合わせて読まれるといいと思います。
本屋さんで見つけられる可能性はかなり低いようです。
それよりも、ネットでの購入をお勧めします。
文庫本サイズで、「華のなまえ」というタイトルの本の中に同時掲載されています。エッセイ集の「イマジンノート」も合わせて読まれるといいと思います。
Posted by じゅんこ at 2008年06月29日 20:54
>じゅんこさんへ
あ,そうなんですか!
じゃあインターネットで探してみますね。
アマゾンとか,もしかしたらオークションとかにもあるかな。
いろいろあたってみまーす!
ありがとうございます。
あ,そうなんですか!
じゃあインターネットで探してみますね。
アマゾンとか,もしかしたらオークションとかにもあるかな。
いろいろあたってみまーす!
ありがとうございます。
Posted by 秋 at 2008年06月30日 21:59


