2008年05月06日
学級崩壊の中にいた子ども達
五年生の担任になって1ヶ月。
本当に大変だった。
四年生のころによくテレビでやっているような
学級崩壊をおこしていたクラスだったからだ。
五年生になってクラス替えはあったけれど,
どのクラスにも問題があった学年だったので
どうクラス替えをしても不安が残った。
五年生の担任を希望したのは大ベテランのN先生1人だったという。
N先生から3月に話があって
わたしはものすごく悩んだ。
わたしに立て直せるだろうか。
勉強中には紙飛行機が飛び
カッターでいろいろな人のノートが切られ
友達の机に唾を吐き
休み時間が終わっても5人くらいは
戻ってこないため毎日探さないといけない
そういう学年だった。
「なぁ,やるべ。一緒に。」
その先生は首をたてにふらないわたしの背中を押した。
「子どもがさ,かわいそうだろう。
あいつら,あのまんまでどうなるのよ。
今,どうにかしなくて,いつ誰がどうにかするのよ。
なぁ,そう思わんか。
あいつらがああなったのはさ,
はっきり言って,学校のせいだと俺は思う。
俺は責任をとって立て直そうと思うんだ。」
学校の責任。
わたしもそう思った。
学校であそこまで崩れてしまったのは
99パーセントは学校の責任だ。
毎日かわるがわる保護者がきて
「どうにかしてくれ。」と叫んでいた。
どうにかしなくてはならない。
始業式の日,五年生の担任が発表された時
わたしの名前が呼ばれると同時にどよめきが起きた。
わたしは音楽の専門で,担任など持たないと思われていたからだ。
それから一ヶ月
わたしがしたことはたった3つだ。
授業を本当にわかりやすく楽しいものにすること,
彼らのどんな小さな頑張りも見逃さず,褒め続けること,
休み時間にはずっと一緒に遊んであげること。
不登校だった女の子が来るようになって
机から足を投げ出していた男の子が
まっすぐ座るようになって
宿題をまったくやらなかった子たちが
20人ほどやってくるようになって
「うぜぇ,おめえ死ねや。」と声をあらげていた子が
「うぜぇ。」と言ったあと,「うそだっつーの。」と言うようになった。
1人1人に日記帳を配って
どんなことでもいいから書いておいでと言ったとき
男子はみんな
「うぇ,きめぇ,女と交換日記だってよ。」と言ったけれど
次の日には4冊その日記が提出されていた。
その中の1冊は男子だった。
「ぼくは野球をやっています。
ユニフォームがどろだらけになるまで練習しています。
ぼくはそれを見て自分は頑張ったんだなぁと思いました。」
今日はこれから,彼の練習試合を観に行こうと思う。
責任をもって
彼らの心のとげとげを抜いていこうと思う。
愛情をもって
彼らの心をあたためていこうと思う。
というわけで更新できなくてごめんなさい。
彼らのことで頭がいっぱいなのです。
本当に大変だった。
四年生のころによくテレビでやっているような
学級崩壊をおこしていたクラスだったからだ。
五年生になってクラス替えはあったけれど,
どのクラスにも問題があった学年だったので
どうクラス替えをしても不安が残った。
五年生の担任を希望したのは大ベテランのN先生1人だったという。
N先生から3月に話があって
わたしはものすごく悩んだ。
わたしに立て直せるだろうか。
勉強中には紙飛行機が飛び
カッターでいろいろな人のノートが切られ
友達の机に唾を吐き
休み時間が終わっても5人くらいは
戻ってこないため毎日探さないといけない
そういう学年だった。
「なぁ,やるべ。一緒に。」
その先生は首をたてにふらないわたしの背中を押した。
「子どもがさ,かわいそうだろう。
あいつら,あのまんまでどうなるのよ。
今,どうにかしなくて,いつ誰がどうにかするのよ。
なぁ,そう思わんか。
あいつらがああなったのはさ,
はっきり言って,学校のせいだと俺は思う。
俺は責任をとって立て直そうと思うんだ。」
学校の責任。
わたしもそう思った。
学校であそこまで崩れてしまったのは
99パーセントは学校の責任だ。
毎日かわるがわる保護者がきて
「どうにかしてくれ。」と叫んでいた。
どうにかしなくてはならない。
始業式の日,五年生の担任が発表された時
わたしの名前が呼ばれると同時にどよめきが起きた。
わたしは音楽の専門で,担任など持たないと思われていたからだ。
それから一ヶ月
わたしがしたことはたった3つだ。
授業を本当にわかりやすく楽しいものにすること,
彼らのどんな小さな頑張りも見逃さず,褒め続けること,
休み時間にはずっと一緒に遊んであげること。
不登校だった女の子が来るようになって
机から足を投げ出していた男の子が
まっすぐ座るようになって
宿題をまったくやらなかった子たちが
20人ほどやってくるようになって
「うぜぇ,おめえ死ねや。」と声をあらげていた子が
「うぜぇ。」と言ったあと,「うそだっつーの。」と言うようになった。
1人1人に日記帳を配って
どんなことでもいいから書いておいでと言ったとき
男子はみんな
「うぇ,きめぇ,女と交換日記だってよ。」と言ったけれど
次の日には4冊その日記が提出されていた。
その中の1冊は男子だった。
「ぼくは野球をやっています。
ユニフォームがどろだらけになるまで練習しています。
ぼくはそれを見て自分は頑張ったんだなぁと思いました。」
今日はこれから,彼の練習試合を観に行こうと思う。
責任をもって
彼らの心のとげとげを抜いていこうと思う。
愛情をもって
彼らの心をあたためていこうと思う。
というわけで更新できなくてごめんなさい。
彼らのことで頭がいっぱいなのです。
Posted by 〜秋〜 at 12:22│Comments(3)
│教育
この記事へのコメント
忙しいのはわかってますよ。だって、暇ならカキコしてるもんね、>秋さんなら(^^)
なかなか厳しい学年みたいだね~やってる事が僕が高校の時のクラスみたい・・・・・・
学校側の責任か~僕は全部が学校とは思わない。それぞれの家庭の事情もあると思うし、子供達は純粋な分大人達の汚い部分がよく見えちゃうんだよね。今の教育番組とかにもお笑い系が出演してて言葉使いなんか汚いからね~見てる小さな子達はすぐ言うよ。うちの子供達がそうだもん。それと上に兄弟がいるとまた、悪い事憶えるの早いんだよね~ま、良い事も憶えるけど・・・・・うちも長男が反抗期で僕と戦闘状態です(^_^;)
>秋さんも大変だけどがんばれ~~~
なかなか厳しい学年みたいだね~やってる事が僕が高校の時のクラスみたい・・・・・・
学校側の責任か~僕は全部が学校とは思わない。それぞれの家庭の事情もあると思うし、子供達は純粋な分大人達の汚い部分がよく見えちゃうんだよね。今の教育番組とかにもお笑い系が出演してて言葉使いなんか汚いからね~見てる小さな子達はすぐ言うよ。うちの子供達がそうだもん。それと上に兄弟がいるとまた、悪い事憶えるの早いんだよね~ま、良い事も憶えるけど・・・・・うちも長男が反抗期で僕と戦闘状態です(^_^;)
>秋さんも大変だけどがんばれ~~~
Posted by アイズ at 2008年05月06日 18:23
お久しぶりです。
大変でしたね(汗)
学級崩壊。
秋さんは“学校のせい”と言っていましたが・・・
実は去年ウチの長男の学年がそうでした。
しかも、中学生になって。
小学校のウチは出来ていたことが出来なくなった学年。
長男は、毎日毎日「こんなクラスイヤだ!」と言っていました。
授業参観を見ても、親がいるにもかかわらず誰も先生の話を聞かず、好き勝手にしていました。
手紙を渡す子。ワザと物を落とす子。大声で周りの子と話す子。落書きをしている子。
先生が質問しても答えを言わない。
結局、その授業中誰一人先生の質問には答えませんでした。
愕然としました。何でこうもなったのでしょうと。
確かに担任の先生の授業は大人の私たちが聞いていて魅力のあるものではなかったです。
授業参観を見に行くまでは、担任の先生が甘いからだと思っていました。
でも、現実彼らを見て気付いたこと。もう善悪の判断は出来る年齢だと言うこと。
それを植え付けられなかったのは親だと思います。
厳しい先生になるときっと、キチントできると思います。
でも、根っこは変わっていないんです。甘い先生が来たらなた同じでしょう。
私たち親は(言い方が悪いかもしれませんがパピーウォーカーだと思います)
子供達を社会に出すまでたくさんの愛情とルールを教えなければなりません。
一人で出たときに、どんな人に当たろうが出来るようになっていなくては、社会もおかしくなるでしょう。
たくさんの親たちは学校の先生の生にしていましたが、まず先にしなければならないのは親が子どもに言い聞かせなければならないと言うこと。
人のせいにするのは簡単です。でも、自分達の産んだ子がそうしているのであれば、親も現実を一緒に向かい合うべきです。
先生だけでしようとせず、親も一緒に学ばなければ、先でほころびが出るでしょう。
秋さん、頑張ってください。
大変でしたね(汗)
学級崩壊。
秋さんは“学校のせい”と言っていましたが・・・
実は去年ウチの長男の学年がそうでした。
しかも、中学生になって。
小学校のウチは出来ていたことが出来なくなった学年。
長男は、毎日毎日「こんなクラスイヤだ!」と言っていました。
授業参観を見ても、親がいるにもかかわらず誰も先生の話を聞かず、好き勝手にしていました。
手紙を渡す子。ワザと物を落とす子。大声で周りの子と話す子。落書きをしている子。
先生が質問しても答えを言わない。
結局、その授業中誰一人先生の質問には答えませんでした。
愕然としました。何でこうもなったのでしょうと。
確かに担任の先生の授業は大人の私たちが聞いていて魅力のあるものではなかったです。
授業参観を見に行くまでは、担任の先生が甘いからだと思っていました。
でも、現実彼らを見て気付いたこと。もう善悪の判断は出来る年齢だと言うこと。
それを植え付けられなかったのは親だと思います。
厳しい先生になるときっと、キチントできると思います。
でも、根っこは変わっていないんです。甘い先生が来たらなた同じでしょう。
私たち親は(言い方が悪いかもしれませんがパピーウォーカーだと思います)
子供達を社会に出すまでたくさんの愛情とルールを教えなければなりません。
一人で出たときに、どんな人に当たろうが出来るようになっていなくては、社会もおかしくなるでしょう。
たくさんの親たちは学校の先生の生にしていましたが、まず先にしなければならないのは親が子どもに言い聞かせなければならないと言うこと。
人のせいにするのは簡単です。でも、自分達の産んだ子がそうしているのであれば、親も現実を一緒に向かい合うべきです。
先生だけでしようとせず、親も一緒に学ばなければ、先でほころびが出るでしょう。
秋さん、頑張ってください。
Posted by とも♪ at 2008年05月06日 20:12
アイズさん
コメントありがとうございます。
忙しいのをわかっていてもらえて,なんだか嬉しかったです。
アイズさんのいうように,子ども達は昔よりもシビアに大人を見ています。
先生のことも,親御さんのことも,とてもシビアにみているので,わたしの言動が彼らにあたえる影響はとても強いものだと自覚しています。
だから,担任がどういう姿勢で子ども達に接するかということは重要なんです。
おにいちゃんとアイズさんは戦闘状態とありましたが,同じ言葉を他のお父さんからも聞きます。「先生,先生の言うことは聞くんだろうけど,家ではひどいもんですよ。ぼくもついカッとなって。」と苦笑していました。
先生と子どもの関係と親子の関係とは全然違って,それは当たり前のことだと思います。ただ,あなたのことを思っていての注意だったり,アドバイスなんだということは,言葉に出して伝えてあげてください。
自分のことを思ってくれているんだ,という安心感は子どもの成長にとって不可欠なものだと思っているので。
お互いがんばりましょ(笑)
ともさんへ
書き込みありがとうございます。
たしかに親御さんや家庭環境が大きく影響しているケースもあるのですが,それと同じように先生が作り上げる学級の雰囲気も大きく影響してしまう気がしてなりません。
善悪の判断をとてもしっかりとつけてくださる親御さんもまだちゃんといますが,学級で起こっていることがあまりにもひどすぎる状態だと,「自分がなにを言ってもだめだ。」と学級や友達や先生に幻滅してだまりこくる子どももいます。
その子は1人ではどうにもならないような状態になってしまう場合もあるのです。
わたしが担任してすぐに,ある男の子がいいました。
「こんなに静かに勉強したのひさしぶりだ。」
と。
その子は親御さんも本人もとてもしっかりしていて常識のある方です。
でも,当時は何もいえなかったそうです。
家では「あんたはどうするべきだと思うの?」と聞いても「わかっているけど,どうせ…。」という返答ばかりが返ってきたとのこと。
子どもと同時に親御さんとも手を取り合って,教育していくことがいかに大切か,いかに親御さんとコンタクトを密にしていくか,を考えさせられます。
ともさんのようなお母さんと,この場所で出会えたことを感謝します。
同じ方向を向いて子どもに向き合っていけている気がするのです。
頑張ります。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
忙しいのをわかっていてもらえて,なんだか嬉しかったです。
アイズさんのいうように,子ども達は昔よりもシビアに大人を見ています。
先生のことも,親御さんのことも,とてもシビアにみているので,わたしの言動が彼らにあたえる影響はとても強いものだと自覚しています。
だから,担任がどういう姿勢で子ども達に接するかということは重要なんです。
おにいちゃんとアイズさんは戦闘状態とありましたが,同じ言葉を他のお父さんからも聞きます。「先生,先生の言うことは聞くんだろうけど,家ではひどいもんですよ。ぼくもついカッとなって。」と苦笑していました。
先生と子どもの関係と親子の関係とは全然違って,それは当たり前のことだと思います。ただ,あなたのことを思っていての注意だったり,アドバイスなんだということは,言葉に出して伝えてあげてください。
自分のことを思ってくれているんだ,という安心感は子どもの成長にとって不可欠なものだと思っているので。
お互いがんばりましょ(笑)
ともさんへ
書き込みありがとうございます。
たしかに親御さんや家庭環境が大きく影響しているケースもあるのですが,それと同じように先生が作り上げる学級の雰囲気も大きく影響してしまう気がしてなりません。
善悪の判断をとてもしっかりとつけてくださる親御さんもまだちゃんといますが,学級で起こっていることがあまりにもひどすぎる状態だと,「自分がなにを言ってもだめだ。」と学級や友達や先生に幻滅してだまりこくる子どももいます。
その子は1人ではどうにもならないような状態になってしまう場合もあるのです。
わたしが担任してすぐに,ある男の子がいいました。
「こんなに静かに勉強したのひさしぶりだ。」
と。
その子は親御さんも本人もとてもしっかりしていて常識のある方です。
でも,当時は何もいえなかったそうです。
家では「あんたはどうするべきだと思うの?」と聞いても「わかっているけど,どうせ…。」という返答ばかりが返ってきたとのこと。
子どもと同時に親御さんとも手を取り合って,教育していくことがいかに大切か,いかに親御さんとコンタクトを密にしていくか,を考えさせられます。
ともさんのようなお母さんと,この場所で出会えたことを感謝します。
同じ方向を向いて子どもに向き合っていけている気がするのです。
頑張ります。ありがとうございます。
Posted by 秋 at 2008年05月10日 11:40


