2008年02月24日
自分の価値
自分の価値を見出せずに
もがき苦しんでいる人たちで
この世の中も苦しんでいる
「誰かに必要と言われるためにだったら
なんでもするわ」
彼女はいつもそういう香りをぷんぷん漂わせていた
彼はわたしのために
どこまでワガママをきいてくれるかしら
彼はわたしのために
どれだけ汚れてくれるかしら
彼はわたしのために
どれほど無様な姿で泣いてくれるかしら
彼はわたしがいないと
悲しすぎて死ぬかしら
どれほどわたしを必要なのかしら
その気持ちは永遠かしら
だが
彼女にとって
決してそれはゲームなんかじゃなかった
生きるか死ぬかの問題だったのだ
彼女は物心ついたころから
ひどく混乱し続けていた
奥深いところにある孤独の理由が自分にあることに
全く気付いていなかったのだ
彼女は本当に
本当になんにも気付いていなかった
化粧をしなくてもその素肌が美しいことに
陽だまりのあたたかさがとても心地よいことに
深い悲しみはいつか自分の糧になり
見えないオーラとなって光を放つことに
人は支えあうことはできても
まったく1つになんてなれないことにさえも
つまり彼女は
自分1人の力では
自分1人を支えきれないほど
弱ってしまっていたのだ
月日は流れ
彼女は
60歳になって70歳になって80歳を超えた
耳が少し遠くなって
動くときには必ず杖で身体を支え
老眼鏡をいつも首からぶら下げていた
もうすでに
死ぬほど誰かに愛されることなんて諦めていたし
とにかく全ての時間が
自分のためだけにあった
本を読んで
疲れたら花に水をあげた
食事の時には必ずあたたかいお茶を飲んだ
天気の良い日には
日傘をさして近くの公園に行き
なにもせずに目の前にあるものを眺めた
彼女は死ぬ前の日にも
まったく同じ一日を送った
それはそれは安らかな最期だった

もがき苦しんでいる人たちで
この世の中も苦しんでいる
「誰かに必要と言われるためにだったら
なんでもするわ」
彼女はいつもそういう香りをぷんぷん漂わせていた
彼はわたしのために
どこまでワガママをきいてくれるかしら
彼はわたしのために
どれだけ汚れてくれるかしら
彼はわたしのために
どれほど無様な姿で泣いてくれるかしら
彼はわたしがいないと
悲しすぎて死ぬかしら
どれほどわたしを必要なのかしら
その気持ちは永遠かしら
だが
彼女にとって
決してそれはゲームなんかじゃなかった
生きるか死ぬかの問題だったのだ
彼女は物心ついたころから
ひどく混乱し続けていた
奥深いところにある孤独の理由が自分にあることに
全く気付いていなかったのだ
彼女は本当に
本当になんにも気付いていなかった
化粧をしなくてもその素肌が美しいことに
陽だまりのあたたかさがとても心地よいことに
深い悲しみはいつか自分の糧になり
見えないオーラとなって光を放つことに
人は支えあうことはできても
まったく1つになんてなれないことにさえも
つまり彼女は
自分1人の力では
自分1人を支えきれないほど
弱ってしまっていたのだ
月日は流れ
彼女は
60歳になって70歳になって80歳を超えた
耳が少し遠くなって
動くときには必ず杖で身体を支え
老眼鏡をいつも首からぶら下げていた
もうすでに
死ぬほど誰かに愛されることなんて諦めていたし
とにかく全ての時間が
自分のためだけにあった
本を読んで
疲れたら花に水をあげた
食事の時には必ずあたたかいお茶を飲んだ
天気の良い日には
日傘をさして近くの公園に行き
なにもせずに目の前にあるものを眺めた
彼女は死ぬ前の日にも
まったく同じ一日を送った
それはそれは安らかな最期だった

Posted by 〜秋〜 at 09:10│Comments(0)
│言葉のチカラ


