2007年10月04日
ほめられるために
お父さんもお母さんも大嫌い。
わたしなんて死ねばいい。
小学校の中学年の頃から
たびたびそう思うようになった。
父はちょっとしたことで怒鳴り,殴り,蹴り,物置に入れる人だった。
母はおとなしい妹をつれて,奥の6畳間へと逃げた。
逃げたといって,母が殴られるからではなく,
わたしが殴られて泣きわめいて逃げる姿を
妹に見せたくなかったからだった。
「お父さん,Mちゃん(妹)のいないところでやって!」
時々そんなことを言った。
叱られる原因はたいていわたしの口答えだった。
でも,わたしが口答えをする理由は山ほどあった。
運動会にどうしてきてくれないの。リズムみてほしいのに。
とか
100点とったのに
「へーめずらしいな。お前がとれるなら全員100点だったんじゃないのか?」
って言うなんてひどい!とか
そういうような理由だった。
父は子育ての仕方を知らない人だった。
わたしはそれでも,
やっぱり子どもだったから
一生懸命にほめられようと努力した。
ぴかぴかに洗面所を洗ったら,
お母さんはほめてくれたけど,
お父さんは「一日やったからいいってもんじゃないんだ。」と言った。
一生懸命に練習をして,エレクトーンの先生に褒められた日。
音楽の才能があるって言われたことを言うと
「音楽で生きていけると思ってるとこがバカだもんな。」
と言われた。
あまりに辛くて
「死にたい!」と言ったときには
「頼むから死んでくれや。早く死ね。」と言われた。
殴られて青あざになったところは
母がファンデーションで色を塗ってくれた。
学校に行ったら転んだと言いなさいと言われた。
そして
「あんたが悪いんだよ。
言うことを一回できかないからね。」
と言った。
子どもは子どもだから
教えてもらわないとわからない。
悪いことをしたときに
突然殴られてもわからない。
「これはね,○○だからやらないほうがいいよ。」
「こういうことは言ってはだめなんだよ。悲しい気持ちになるからね。」
「これはお行儀悪いんだよ。こうするといいよ。」
そう言ってもらわないとわからない。
子どもは子どもだから
間違いも失敗も多い。
「今度はきっとできるよ。」
「失敗なんてだれでもするよ。大丈夫。」
「手伝ってあげるからもう一回やってみようよ。」
こういってもらえるから
失敗してももう一度やろうと思える人間になる。
そして,失敗した友達に「大丈夫だよ。」と言える人間になる。
子どもは子どもだから
親に愛されたいし甘えたいし褒められたい。
褒められないし甘えられなくなった子どもは
「もういいよ。どうせ・・・・。」となり
さみしい気持ちを押し殺すために反抗する。
反抗するしかない。
反抗していないと涙が出てくるから。
親心を子どもは知らないというけれど
子どもの心を知らない親も多いのだ。
妹が小学校2年生で神経性の頻尿になり
拒食症と過食症を繰り返し
鬱病になり自殺未遂をし
31歳になった今,
境界性人格障害と診断され
「お父さんとお母さんが怖かった。
うちは普通じゃなかった。
いつもびくびくしていたの。
お姉ちゃんが死んじゃうと思った。」
と泣き喚いて吐くことがたびたびある。
彼女は普段,ほとんど昼間寝て,夜起きている。
10月3日に誕生日だったわたしは
お母さんにプレゼントを持って行った。
お母さんは「あら!どうも。あんたは何がほしいの?」と言った。
お父さんは「そうだ。お前に借りた本,あれなかなか良かったぞ。」と言った。
優しくなったな,と思う。
だけどね,
ちょっと遅かった。
妹の人生はめちゃくちゃになってしまった。
妹はよく
物置にいるわたしに
お菓子を持ってきてくれた。
そういう優しい子だったのだ。
勉強がよくできる子だった。
運動もよくできる子だった。
大量の薬を枕元に置いて
泣いたり寝たり吐いたりを繰り返す妹に
わたしは何をしてあげられるのだろう。
わたしなんて死ねばいい。
小学校の中学年の頃から
たびたびそう思うようになった。
父はちょっとしたことで怒鳴り,殴り,蹴り,物置に入れる人だった。
母はおとなしい妹をつれて,奥の6畳間へと逃げた。
逃げたといって,母が殴られるからではなく,
わたしが殴られて泣きわめいて逃げる姿を
妹に見せたくなかったからだった。
「お父さん,Mちゃん(妹)のいないところでやって!」
時々そんなことを言った。
叱られる原因はたいていわたしの口答えだった。
でも,わたしが口答えをする理由は山ほどあった。
運動会にどうしてきてくれないの。リズムみてほしいのに。
とか
100点とったのに
「へーめずらしいな。お前がとれるなら全員100点だったんじゃないのか?」
って言うなんてひどい!とか
そういうような理由だった。
父は子育ての仕方を知らない人だった。
わたしはそれでも,
やっぱり子どもだったから
一生懸命にほめられようと努力した。
ぴかぴかに洗面所を洗ったら,
お母さんはほめてくれたけど,
お父さんは「一日やったからいいってもんじゃないんだ。」と言った。
一生懸命に練習をして,エレクトーンの先生に褒められた日。
音楽の才能があるって言われたことを言うと
「音楽で生きていけると思ってるとこがバカだもんな。」
と言われた。
あまりに辛くて
「死にたい!」と言ったときには
「頼むから死んでくれや。早く死ね。」と言われた。
殴られて青あざになったところは
母がファンデーションで色を塗ってくれた。
学校に行ったら転んだと言いなさいと言われた。
そして
「あんたが悪いんだよ。
言うことを一回できかないからね。」
と言った。
子どもは子どもだから
教えてもらわないとわからない。
悪いことをしたときに
突然殴られてもわからない。
「これはね,○○だからやらないほうがいいよ。」
「こういうことは言ってはだめなんだよ。悲しい気持ちになるからね。」
「これはお行儀悪いんだよ。こうするといいよ。」
そう言ってもらわないとわからない。
子どもは子どもだから
間違いも失敗も多い。
「今度はきっとできるよ。」
「失敗なんてだれでもするよ。大丈夫。」
「手伝ってあげるからもう一回やってみようよ。」
こういってもらえるから
失敗してももう一度やろうと思える人間になる。
そして,失敗した友達に「大丈夫だよ。」と言える人間になる。
子どもは子どもだから
親に愛されたいし甘えたいし褒められたい。
褒められないし甘えられなくなった子どもは
「もういいよ。どうせ・・・・。」となり
さみしい気持ちを押し殺すために反抗する。
反抗するしかない。
反抗していないと涙が出てくるから。
親心を子どもは知らないというけれど
子どもの心を知らない親も多いのだ。
妹が小学校2年生で神経性の頻尿になり
拒食症と過食症を繰り返し
鬱病になり自殺未遂をし
31歳になった今,
境界性人格障害と診断され
「お父さんとお母さんが怖かった。
うちは普通じゃなかった。
いつもびくびくしていたの。
お姉ちゃんが死んじゃうと思った。」
と泣き喚いて吐くことがたびたびある。
彼女は普段,ほとんど昼間寝て,夜起きている。
10月3日に誕生日だったわたしは
お母さんにプレゼントを持って行った。
お母さんは「あら!どうも。あんたは何がほしいの?」と言った。
お父さんは「そうだ。お前に借りた本,あれなかなか良かったぞ。」と言った。
優しくなったな,と思う。
だけどね,
ちょっと遅かった。
妹の人生はめちゃくちゃになってしまった。
妹はよく
物置にいるわたしに
お菓子を持ってきてくれた。
そういう優しい子だったのだ。
勉強がよくできる子だった。
運動もよくできる子だった。
大量の薬を枕元に置いて
泣いたり寝たり吐いたりを繰り返す妹に
わたしは何をしてあげられるのだろう。
Posted by 〜秋〜 at 21:42│Comments(3)
│ヒトリゴト
この記事へのコメント
家族の関係
実際には
当事者にしか判らない・・・
否
その時には
当事者にも判っていない問題が・・・
相方が出来て
比べてみて初めて思うのだが・・・
男系家族と女系家族でも違うのかな?
家族関係
実際には
当事者にしか判らない・・・
否
その時には
当事者にも判っていない問題が・・・
相方が出来て
比べてみて初めて思うのだが・・・
男系家族と女系家族でも違うのかな?
家族関係
Posted by そら@リセット中 at 2007年10月06日 16:04
秋さんの悲しみ苦しみの中には、妹さんの事があるから尚更つらいんでしょうね…
私には弟がいて、私と両親を見て育ったせいか…やはり大人しい性格です。
弟や父とは今でもあまり話しすることもなく…親は歳いってだいぶ大人しくなったものの、やっぱり家って普通じゃないなと今でも思います。
秋さんの言われていた言葉、私も同じ事言われていました。
手こそあげませんが、父の言葉は変わりません。そして、父や母が死んでも涙がでない様に思います…。
親は一生懸命育てたつもりでも、子供の心に気付かずに、子供にこんな風に思われるなんて かわいそうですね…
妹さんの壊れた心 ひとつづつ元に戻って行きます様に。
強くなります様に。
私には弟がいて、私と両親を見て育ったせいか…やはり大人しい性格です。
弟や父とは今でもあまり話しすることもなく…親は歳いってだいぶ大人しくなったものの、やっぱり家って普通じゃないなと今でも思います。
秋さんの言われていた言葉、私も同じ事言われていました。
手こそあげませんが、父の言葉は変わりません。そして、父や母が死んでも涙がでない様に思います…。
親は一生懸命育てたつもりでも、子供の心に気付かずに、子供にこんな風に思われるなんて かわいそうですね…
妹さんの壊れた心 ひとつづつ元に戻って行きます様に。
強くなります様に。
Posted by ルーン at 2007年10月06日 23:02
>そらさん
うーーーん。
違うのかもしれないけど,
秋には男系家族のことはわからないので
なんとも言えないなー。
大変さはどちらにも違った大変さが
あるとは思いますけど。
当事者もね,
その当時はわかっていないです。
イヤだとか,家出したいってことはわかるけど,一体他の家庭がどうで,うちが異常なのか普通なのか,厳しいだけなのか虐待なのかなんて,かなり大きくなるまでわかんなかったもの。
そういうもんですよねー。
>ルーンさん
ルーンさんにも弟さんがいるんですね。
弟さんは大丈夫ですか?
心に傷は残っているのかしら。
わたしは今でも心に傷が残っていますが,
父親と母親の生育歴を知ってからは,
随分理解することができるようになりました。
2人とも別の意味でかわいそうな育ち方をしている人なのです。
ルーンさんの傷ついた心は,今はカワイイ娘さんに癒されているでしょうか?
幸せですか?
お互いに今の生活を大切にしたいですね。
うーーーん。
違うのかもしれないけど,
秋には男系家族のことはわからないので
なんとも言えないなー。
大変さはどちらにも違った大変さが
あるとは思いますけど。
当事者もね,
その当時はわかっていないです。
イヤだとか,家出したいってことはわかるけど,一体他の家庭がどうで,うちが異常なのか普通なのか,厳しいだけなのか虐待なのかなんて,かなり大きくなるまでわかんなかったもの。
そういうもんですよねー。
>ルーンさん
ルーンさんにも弟さんがいるんですね。
弟さんは大丈夫ですか?
心に傷は残っているのかしら。
わたしは今でも心に傷が残っていますが,
父親と母親の生育歴を知ってからは,
随分理解することができるようになりました。
2人とも別の意味でかわいそうな育ち方をしている人なのです。
ルーンさんの傷ついた心は,今はカワイイ娘さんに癒されているでしょうか?
幸せですか?
お互いに今の生活を大切にしたいですね。
Posted by 秋 at 2007年10月10日 19:32


