フレンドファインダーフレンドファインダーブログ

2008年08月08日

お母さんの葛藤

Yちゃんのお母さんと話をした。

夏休み中にYちゃんにお勉強を教えるのは
今日が最後だったからだ。

お母さんは知っていた。
「うちの子,勉強,やっぱりきついですか。」
と言葉を選びながら尋ねてきた。

怖いのだろうと思う。
わたしがなんていうのか,
うすうす感じてはいても怖いのだ。

彼女は正直にいうと
学力的には5年生のレベルには全くついていけない。
お医者さんにみてもらってはいないが
たぶんLD(学習障がい)だろうということは予想がつく。

LDの場合,日常生活だけを見ていると
ちょっと幼いかな?とか,
年下の子と遊ぶことが多いかな?と
感じるくらいで,そのほかは同じ学年の子とほとんど変わらない。
だから親御さんも学習障がいがあるということに
気付かないのが普通だ。

ただ,中学年から高学年くらいになってくると
テストで50点とれるかとれないかくらいになってくるので
「大丈夫かしら。」と心配になる。
でも,「勉強が苦手なだけなんだ。」と思い
「もっと頑張らせなければ。」と思う。
そして,能力的に厳しいのに,
その学年の勉強を必死で教え込むようになる。


「お母さん,Yちゃんね・・・」
わたしは思い切ってきりだした。
彼女のためだ。

ここからは彼女のプライバシーに関わるので
詳しくは書かないが,
彼女の現状とわたしの見解を正直にお話してみた。
もちろん,お医者さんではないので
LDかもしれないという,勝手な予想は口には出さなかったが。


お母さんはうんうんとうなずきながら
とても真剣に話を聞いてくれた。

そして
彼女にとって
今わたしたち大人は何をしてあげるべきか
一緒に考えて,行動にうつしていこうと約束できた。


お母さんは
「先生,ありがとうございます。」と言って
わたしに水色の扇子をくれた。
「毎日,暑いから。」と。



本当は二次障がいが出る前に
Wisk-Ⅲという検査にかけるべきなのだが,
夫(中学校の特別支援学級教諭)が,
お母さんの気持ちを考えて
ゆっくり寄り添いながらすすめたほうがいいと言ったので
もうすこし時間をかけようと思う。


Yちゃんは今日,
「7段がちょっと早く言えるようになったね。」
と自分から満足そうに話しかけてきた。
毎日苦手な7段を一緒に暗唱したからだ。

「もっと先生と2人でやりたかったな。」
と言って,ごほうびのチョコレートを口に入れた。



わたしも,もっと彼女と2人でやりたいのにな,と思った。

一斉に学級で指導をしていると
Yちゃんだけにずっとはついていられない。
放課後少しでも勉強を見てあげたいけれど
会議会議会議でそんな時間はない。


夏休みがあけたころ
彼女はまだ7の段を暗唱できるだろうか。
お母さんの葛藤や不安を
わたしも一緒に抱えてあげらえるだろうか。












お願いします♪

『Blog Ranking』
 


よろしければこちらも♪

Natural Breeze *Links*
  

Posted by 〜秋〜 at 18:35Comments(0)教育
フレンドファインダー フレンドファインダーブログ