2008年08月06日
8月6日 Yちゃんと教室にて
Yちゃんと毎日1時間だけ勉強している。
いわゆるグレーゾーンと呼ばれる子どもである。
特別支援学級に在籍するほどではないが
通常の学級だと学力面ではかなり厳しい子どもだ。
彼女はとてもわたしを好きでいてくれているので
「夏休み中にさ,一緒に勉強する?」と聞いたとき,
「ほんと?!いいの?!するする!」
と喜んだ。
彼女のお母さんも大喜びで
「お願いします。」と送り迎えをしてくれている。
今日は小数のかけ算と漢字をやった。
「はちたすろくはーーー」
「8+6は?」
「んーーーーとーーーー。たりないなぁ・・・。
せんせ,手かして。」
こんな具合だからかけ算を1問やるのにも
すごく時間がかかる。
漢字も同じだ。
「けんがく・・・・けんがく・・・・。」
「忘れちゃった?」
「けんがくってなんだっけ。」
「みてまなぶことだから,見ると学ぶっていう字だよ。」
「みる・・・・・・みる・・・・・・・。」
それでも,彼女はとても真面目に取り組む。
わたしの顔をのぞきこみながら
とても楽しそうにお勉強をする。
突然,2人きりの教室に
ぼおん・・・・・と鐘が鳴り響いてきた。
チャイムではない。外からだ。
「なんだろう。」とわたしが言ったとたん
Yちゃんが目をくりくりさせて答えた。
「せんせいが言ってたやつじゃない?」
「なに?」
「だって,きょう,ろくにちだし,朝だよ。」
「あ!」
時計を見たら8時15分だった。
「あのさーばくだんのやつ。かわいそうなさー。」
わたしは慌ててテレビをつけた。
そしてしばらく2人で広島市長のお話を聞いていた。
きっと彼女には難しすぎてわからなかったと思うけれど
彼女もだまったままじっとテレビの画面を見つめていた。
「これさ,みんなもみてればいいのにね。」
「そうだねぇ。」
夏休み前にわたしが話した原爆の話を
Yちゃんはちゃんと覚えていて
「みんなも観てればいいのに。」と言ってくれた。
本当に大切なのは
こういうことなのだろう。
いわゆるグレーゾーンと呼ばれる子どもである。
特別支援学級に在籍するほどではないが
通常の学級だと学力面ではかなり厳しい子どもだ。
彼女はとてもわたしを好きでいてくれているので
「夏休み中にさ,一緒に勉強する?」と聞いたとき,
「ほんと?!いいの?!するする!」
と喜んだ。
彼女のお母さんも大喜びで
「お願いします。」と送り迎えをしてくれている。
今日は小数のかけ算と漢字をやった。
「はちたすろくはーーー」
「8+6は?」
「んーーーーとーーーー。たりないなぁ・・・。
せんせ,手かして。」
こんな具合だからかけ算を1問やるのにも
すごく時間がかかる。
漢字も同じだ。
「けんがく・・・・けんがく・・・・。」
「忘れちゃった?」
「けんがくってなんだっけ。」
「みてまなぶことだから,見ると学ぶっていう字だよ。」
「みる・・・・・・みる・・・・・・・。」
それでも,彼女はとても真面目に取り組む。
わたしの顔をのぞきこみながら
とても楽しそうにお勉強をする。
突然,2人きりの教室に
ぼおん・・・・・と鐘が鳴り響いてきた。
チャイムではない。外からだ。
「なんだろう。」とわたしが言ったとたん
Yちゃんが目をくりくりさせて答えた。
「せんせいが言ってたやつじゃない?」
「なに?」
「だって,きょう,ろくにちだし,朝だよ。」
「あ!」
時計を見たら8時15分だった。
「あのさーばくだんのやつ。かわいそうなさー。」
わたしは慌ててテレビをつけた。
そしてしばらく2人で広島市長のお話を聞いていた。
きっと彼女には難しすぎてわからなかったと思うけれど
彼女もだまったままじっとテレビの画面を見つめていた。
「これさ,みんなもみてればいいのにね。」
「そうだねぇ。」
夏休み前にわたしが話した原爆の話を
Yちゃんはちゃんと覚えていて
「みんなも観てればいいのに。」と言ってくれた。
本当に大切なのは
こういうことなのだろう。


