2008年07月30日
好きなタイプ
昨日,飲み会があった。
27歳くらいの女の子が
2人で楽しそうに好きなタイプを語り合っていた。
「わたしは絶対に仕事ができるタイプがいいな。」
「あぁ,わかる。仕事が一番っていう感じがいい。」
「香水つけてる人はやだ。」
「えぇ,いいじゃん。少しくらい。セクシーで。」
「うん。まぁ,少しならね。」
「あと,めがねかけてる人がいい。」
「スーツにめがねかぁ。わかるわかる。
いつもジャージだからね,学校の先生って。」
「あ!車の運転が上手な人がいいな。」
「わたしもーーー!でもさ,車の中でぷかぷかタバコ吸う人はだめ。」
「あぁ,あまりにもたくさん吸われるとひくねー。不健康そう。」
「だからギャンブル好きもだめ。」
「わかるわかる。」
と,2人のうちの1人がくるっと振り返り
「秋さんは?どんなタイプが好きなんですか?」
と聞いてきた。
「えぇ?わたし??」
「だんなさんってどんな人なんですか??」
「そうそう,誰に似てるとか・・・・年上なんですよね。」
「うん。2歳上。ごぼうに似てて・・・あ,らくだかな。ギャンブル大好き。
たばこは病気をしてから吸ってないはずだけど
前は結構吸ってたよ。ぷかぷか。
車の運転が特別うまいわけでもないし,
香水なんかに興味もないし,
仕事がすごくできるとは思えないし,
スーツも卒業式と入学式くらいしか着ない。
つねに汚いジャージか野球のユニフォーム。
あなたたちの好きなタイプでは全然ないわ(笑)」
「へぇ,じゃあどうして結婚したんですか?」
「・・・・・・・・・どうしてってかい。」
本気でこの質問には困った。
正直な話,わたしは男の人がかなりキライで,
彼は男,男,男,という感じがしないタイプだった。
背が180センチあること以外をのぞけばだけれど。
彼が香水をつけていようがいまいが
ギャンブルをしようがしまいが
めがねをかけていようがいまいが
運転が上手だろうが下手だろうが
わたしはあんまり気にしないんだけれど,
わたしの生き方を束縛する人だけはイヤだったので
彼を選んだ気がする。
「わたし,英語習いにいくから!」
「ふうん。外人になりたいの?」
「うん,なりたいの。じゃあね。ご飯食べてくるから。」
「うん。」
「わたし,将来ニュージーランドに友達と住むね。」
「え?なんでニュージーランドなの?」
「なんか,いいって聞いた。」
「ぼくは日本がいいな。」
「じゃあ,時々会いに戻ってくるね。」
「あはは。」
「おれ,明日から韓国行くんだ。」
「え?ほんとに?いいなー。」
「なんかほしいものある?」
「韓国のり。」
「わかった。」
「わたし,来週手術なんだけど。」
「ほんとにー。部活休んでいこうか?」
「いや,別にいいよ。」
「いいよ,行ってあげるよ。」
「あら,そう?んじゃ,これたらメールして。」
我が家の会話はいつもこう。
仲良しだけど
束縛というものはまるでない。
「さびしくない?」
と時々お友達に聞かれるんだけれど
「さびしくない。」
と即座にこたえてしまう。
さびしくなんてないな。
自由にさせていただいてありがたい。
彼は今,ビデオをかけっぱなしのままソファーでぐーぐー寝ている。
飲みかけのビールは夜中に起きて片付けるんだろう。
そしてどこかから掛け布団をひっぱってきて
またソファーでごろんと横になるに違いない。
きっと明日
「首いたい。もうソファーで寝るのはやめないと。」
と言うと思う。
結婚10年目。
わたしの好きなタイプはやっぱり夫なのだ。
27歳くらいの女の子が
2人で楽しそうに好きなタイプを語り合っていた。
「わたしは絶対に仕事ができるタイプがいいな。」
「あぁ,わかる。仕事が一番っていう感じがいい。」
「香水つけてる人はやだ。」
「えぇ,いいじゃん。少しくらい。セクシーで。」
「うん。まぁ,少しならね。」
「あと,めがねかけてる人がいい。」
「スーツにめがねかぁ。わかるわかる。
いつもジャージだからね,学校の先生って。」
「あ!車の運転が上手な人がいいな。」
「わたしもーーー!でもさ,車の中でぷかぷかタバコ吸う人はだめ。」
「あぁ,あまりにもたくさん吸われるとひくねー。不健康そう。」
「だからギャンブル好きもだめ。」
「わかるわかる。」
と,2人のうちの1人がくるっと振り返り
「秋さんは?どんなタイプが好きなんですか?」
と聞いてきた。
「えぇ?わたし??」
「だんなさんってどんな人なんですか??」
「そうそう,誰に似てるとか・・・・年上なんですよね。」
「うん。2歳上。ごぼうに似てて・・・あ,らくだかな。ギャンブル大好き。
たばこは病気をしてから吸ってないはずだけど
前は結構吸ってたよ。ぷかぷか。
車の運転が特別うまいわけでもないし,
香水なんかに興味もないし,
仕事がすごくできるとは思えないし,
スーツも卒業式と入学式くらいしか着ない。
つねに汚いジャージか野球のユニフォーム。
あなたたちの好きなタイプでは全然ないわ(笑)」
「へぇ,じゃあどうして結婚したんですか?」
「・・・・・・・・・どうしてってかい。」
本気でこの質問には困った。
正直な話,わたしは男の人がかなりキライで,
彼は男,男,男,という感じがしないタイプだった。
背が180センチあること以外をのぞけばだけれど。
彼が香水をつけていようがいまいが
ギャンブルをしようがしまいが
めがねをかけていようがいまいが
運転が上手だろうが下手だろうが
わたしはあんまり気にしないんだけれど,
わたしの生き方を束縛する人だけはイヤだったので
彼を選んだ気がする。
「わたし,英語習いにいくから!」
「ふうん。外人になりたいの?」
「うん,なりたいの。じゃあね。ご飯食べてくるから。」
「うん。」
「わたし,将来ニュージーランドに友達と住むね。」
「え?なんでニュージーランドなの?」
「なんか,いいって聞いた。」
「ぼくは日本がいいな。」
「じゃあ,時々会いに戻ってくるね。」
「あはは。」
「おれ,明日から韓国行くんだ。」
「え?ほんとに?いいなー。」
「なんかほしいものある?」
「韓国のり。」
「わかった。」
「わたし,来週手術なんだけど。」
「ほんとにー。部活休んでいこうか?」
「いや,別にいいよ。」
「いいよ,行ってあげるよ。」
「あら,そう?んじゃ,これたらメールして。」
我が家の会話はいつもこう。
仲良しだけど
束縛というものはまるでない。
「さびしくない?」
と時々お友達に聞かれるんだけれど
「さびしくない。」
と即座にこたえてしまう。
さびしくなんてないな。
自由にさせていただいてありがたい。
彼は今,ビデオをかけっぱなしのままソファーでぐーぐー寝ている。
飲みかけのビールは夜中に起きて片付けるんだろう。
そしてどこかから掛け布団をひっぱってきて
またソファーでごろんと横になるに違いない。
きっと明日
「首いたい。もうソファーで寝るのはやめないと。」
と言うと思う。
結婚10年目。
わたしの好きなタイプはやっぱり夫なのだ。
2008年07月28日
涙が枯れ果てて
遠くばかりを見て
ため息をつくのはもうやめよう
自分は
自分以外の誰にもなれないことに
本当は気付いていたけれど
寂しさからは
まだ当分抜け出せそうにもないけれど
涙は枯れ果てた気がする
なにもかも投げやりになって
泣いて叫んで死にたいと訴えても
結局なにも変わらなかったけれど
このままじゃだめだってことは
なんとなくわかった気がする
ねぇ神様
わたしにチカラをかしてくださいな
誰かに必要とされるような
そんな人間になるために
ため息をつくのはもうやめよう
自分は
自分以外の誰にもなれないことに
本当は気付いていたけれど
寂しさからは
まだ当分抜け出せそうにもないけれど
涙は枯れ果てた気がする
なにもかも投げやりになって
泣いて叫んで死にたいと訴えても
結局なにも変わらなかったけれど
このままじゃだめだってことは
なんとなくわかった気がする
ねぇ神様
わたしにチカラをかしてくださいな
誰かに必要とされるような
そんな人間になるために
2008年07月24日
帰国
ずっと前にここに書いた鬱病になった外人さんが
帰国することになった。
共通の知り合いから留守電にメッセージが入っていた。
「話したいことがあったら電話してあげてください。
彼は日曜日に帰国します。随分悪化しているのです。」
わたしは正直言って,
自分がこんなにショックを受けるとは思ってなかった。
一日中泣いた。
元気だったころの彼が何度も頭に浮かんだ。
昨日彼に会いに行って
「帰るんだってね。帰ったらきっとラクになるよ。」
と言ったら彼は
「みんなにいろいろしてもらったのにごめんね。」
と言ってぼろぼろ泣いた。
「スリーピングピルズ(睡眠薬)をたくさん飲んで
信号をわたったから,怖くなった。」
とも言った。
「死のうとしたの?」
と聞くと
「死のうとしたじゃない。死んでもいいと思った。」
1年前のはつらつとした彼の面影はまったくなく,
やせ細って疲れきった人形が捨てられているようだった。
「空港まで送るね。」
「ありがとう。」
たった何分かの間に
彼は8本ほどタバコをすった。
「もう日本にはこないと思う。
日本は大変だから。」
彼の言葉が耳から離れない。
帰国することになった。
共通の知り合いから留守電にメッセージが入っていた。
「話したいことがあったら電話してあげてください。
彼は日曜日に帰国します。随分悪化しているのです。」
わたしは正直言って,
自分がこんなにショックを受けるとは思ってなかった。
一日中泣いた。
元気だったころの彼が何度も頭に浮かんだ。
昨日彼に会いに行って
「帰るんだってね。帰ったらきっとラクになるよ。」
と言ったら彼は
「みんなにいろいろしてもらったのにごめんね。」
と言ってぼろぼろ泣いた。
「スリーピングピルズ(睡眠薬)をたくさん飲んで
信号をわたったから,怖くなった。」
とも言った。
「死のうとしたの?」
と聞くと
「死のうとしたじゃない。死んでもいいと思った。」
1年前のはつらつとした彼の面影はまったくなく,
やせ細って疲れきった人形が捨てられているようだった。
「空港まで送るね。」
「ありがとう。」
たった何分かの間に
彼は8本ほどタバコをすった。
「もう日本にはこないと思う。
日本は大変だから。」
彼の言葉が耳から離れない。
2008年07月20日
日本人でよかったかも
鵜飼を見に行ってきました。鵜匠さんの話を聞いてから鮎雑炊を食べました。あー日本もいいかも、と思えたひとときでした。北海道は歴史が浅いので普段はあまり感じませんが、こっちの歴史に触れると日本人が忘れつつある古き良きものを感じられます。
明日早くに帰ります。涼しいかな。
明日早くに帰ります。涼しいかな。


